第7回 NTChemワークショップ

開催主旨:
NTChemは第一原理計算手法に基づいた国産分子科学計算ソフトウェアです.2013年8月に京コンピュータ上で公開されており,一般利用が可能になっています.NTChemでは既存の量子化学ソフトウェアの持つ多くの機能をカバーしつつ,他のプログラムで利用することが不可能な多くの量子化学計算法も含んでいます.数千原子分子系に対する第一原理電子状態計算や数百原子分子系の化学反応過程追跡計算を実現するための分子科学理論が実装されています.さらに,京コンピュータなどのマルチコア超並列クラスタ計算システムの性能を引き出すことが可能な並列アルゴリズムも実装されています.本ワークショップでは,NTChemを実際に研究に利用している講師の方々から実例を中心に紹介していただきます.また,ユーザーからの要望をいただくことで,ユーザーの利用支援も行います.

日時: 2017年3月15日(水)13:00-17:35(ワークショップ)18:00-20:00(利用相談会)
場所: 理化学研究所 東京連絡事務所 日本橋一丁目三井ビルディング(コレド日本橋) 15階
参加費: ワークショップ: 無料,利用相談会: ¥2,000(飲食代,予定)
事前申込締切: 2017年3月12日(日) (当日の会場での申込みも受け付けます)

プログラム

13:00-13:05 中嶋 隆人 (理化学研究所)
開会挨拶

13:05-13:35 前田 理 (北海道大学)
反応経路自動探索GRRMプログラムの最近の展開

13:35-13:55 嶺澤 範行 (理化学研究所)
非断熱分子動力学シミュレーションのNTChemへの実装

13:55-14:10 コーヒーブレイク

14:10-14:40 枝 和男 (神戸大学)
プロトン共役多電子移動反応を触媒するポリオキソメタレートの開発原理の研究

14:40-15:00 植村 渉 (理化学研究所)
反対称ジェミナル積を用いた配置間相互作用法による高精度第一原理計算

15:00-15:15 コーヒーブレイク

15:15-15:45 磯部 寛 (岡山大学)
光合成マンガンスラスターの構造と電子状態に関する理論的研究

15:45-16:05 米原 丈博 (理化学研究所)
高効率光エネルギー変換に向けた、励起電子の量子動力学研究;NTChemコードの活用

16:05-16:20 コーヒーブレイク

16:20-16:50 北浦 和夫 (京都大学,理化学研究所)
大規模分子・分子系の量子化学計算法

16:50-17:30
NTChem利用に関しての意見交換会

17:30-17:35 中嶋 隆人(理化学研究所)
閉会挨拶

18:00-20:00
NTChem利用相談会 (希望者のみ)

 

旅費支援

ワークショップ参加者への旅費の支援が可能です.旅費支援希望される方は参加登録の際に希望をご連絡ください.若手研究者と学生の方を優先いたしますのでご希望に添えない場合もございます.

参加登録

こちらから参加登録をお願いいたします.参加登録に関するお問い合わせは以下メールアドレスまでご連絡ください.

問い合わせ先

aics.ntchem(at)gmail.com ...(at)を@に変えてください

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