第5回 NTChemワークショップ

開催主旨:
NTChemは第一原理計算手法に基づいた国産分子科学計算ソフトウェアです.2013年8月に京コンピュータ上で公開されており,一般利用が可能になっています.NTChemでは既存の量子化学ソフトウェアの持つ多くの機能をカバーしつつ,他のプログラムで利用することが不可能な多くの量子化学計算法も含んでいます.数千原子分子系に対する第一原理電子状態計算や数百原子分子系の化学反応過程追跡計算を実現するための分子科学理論が実装されています.さらに,京コンピュータなどのマルチコア超並列クラスタ計算システムの性能を引き出すことが可能な並列アルゴリズムも実装されています.本ワークショップでは,NTChemを実際に研究に利用している講師の方々から実例を中心に紹介してもらいます.

日時: 2016年3月9日(水)13:00-17:20
場所: 秋葉原UDX 6階カンファレンス
参加費: 無料
事前申込締切: 2016年3月7日(月) (当日の会場での申込みも受け付けます)

プログラム

13:00-13:05 中嶋 隆人 (理化学研究所)
開会挨拶

13:05-13:35 高木 望 (京都大学)
混合金属微粒子の構造、電子状態、吸着特性の理論計算〜希少元素の減量・代替を指向した触媒設計に向けて

13:35-14:05 曽田 繁利 (理化学研究所)
大規模並列第一原理密度行列繰り込み群法の紹介

14:05-14:25 小杉 太一 (理化学研究所)
量子化学における正確な電子相関

14:25-14:55 コーヒーブレイク

14:55-15:25 庄司 光男 (筑波大学)
NTChemによる光合成酸素発生中心の電子状態解析

15:25-15:45 田代 基慶 (理化学研究所)
有機薄膜型太陽電池に関する研究

15:45-16:05 コーヒーブレイク

16:05-16:35 川島 雪生 (理化学研究所)
NTChemとスパコンを用いた大規模フラーレン分子の高精度計算

16:35-16:55 澤田 啓介 (理化学研究所)
Pseudospectral法を用いた二電子積分計算の高速化と高効率化

16:55-17:15
NTChem利用に関しての意見交換会

17:15-17:20 中嶋 隆人(理化学研究所)
閉会挨拶

18:00-21:00
NTChem利用相談会 (希望者のみ)

 

参加登録

以下のフォーマットに記入事項をご記入のうえ

ntchem.ws(at)gmail.com

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件名: ワークショップ参加

本文:

1. 参加者名: 理研 京太郎 (りけん けいたろう)

2. 参加者所属: 理研AICS

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