第3回 NTChemワークショップ

開催主旨:
NTChemは第一原理計算手法に基づいた国産分子科学計算ソフトウェアです.2013年8月に京コンピュータ上で公開されており,一般利用が可能になっています.NTChemでは既存の量子化学ソフトウェアの持つ多くの機能をカバーしつつ,他のプログラムで利用することが不可能な多くの量子化学計算法も含んでいます.数千原子分子系に対する第一原理電子状態計算や数百原子分子系の化学反応過程追跡計算を実現するための分子科学理論が実装されています.さらに,京コンピュータなどのマルチコア超並列クラスタ計算システムの性能を引き出すことが可能な並列アルゴリズムも実装されています.本ワークショップでは,NTChemを実際に研究に利用している講師の方々から実例を中心に紹介してもらいます.

日時: 2015年3月12日(木)12:45-17:30
場所: 独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構 1階セミナー室
参加費: 無料
申込締切: 2015年3月5日(木) (当日の申込みも受け付けます)

プログラム

12:45-12:50 中嶋 隆人(理化学研究所)
開会挨拶

12:50-13:10 中嶋 隆人(理化学研究所)
NTChemによる磁気的性質の第一原理計算

13:10-13:40 神谷 宗明(岐阜大学)
NTChemを用いた光応答物性計算

13:40-14:00 河東田 道夫(理化学研究所)
ナノサイズ超分子中の分子間相互作用解析

14:00-14:20 コーヒーブレイク

14:20-14:50 阿部 幸浩(東洋紡)
有用酵素の改質を目的とした計算化学の利用の試みとNTChemへの期待

14:50-15:20 大谷 優介(物質材料研究機構)
ケージ状超分子がもつエナンチオ選択制の理論的解析: NTChemによる超分子化学反応経路の探索

15:20-15:40 中塚 温(理化学研究所)
NTChemを用いた自由エネルギー計算:超分子Diels-Alder反応への適用

15:40-16:00 松井 亨(理化学研究所)
NTChemを用いた酸解離定数の評価法

16:00-16:20 コーヒーブレイク

16:20-16:50 城野 亮太(東京大学)
超並列時代の有機系太陽電池分子設計

16:50-17:10 今村 穣(理化学研究所)
NTChemを用いた色素増感太陽電池に関する理論的検討: スピン禁制励起

17:10-17:25
NTChem利用に関しての意見交換会

17:25-17:30 中嶋 隆人(理化学研究所)
閉会挨拶

参加登録

以下のフォーマットに記入事項をご記入のうえ

ntchem.ws(at)gmail.com

へ(at)を@に変更して送信ください. 2日経っても自動返信が来ない場合は恐れ入りますがtoru.matsui(at)riken.jpまでご連絡ください.

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件名: ワークショップ参加

本文:

1. 参加者名: 理研 京太郎 (りけん けいたろう)

2. 参加者所属: 理研AICS

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