第8回 NTChemワークショップ
( The 8th NTChemWorkShop )

[ 開催概要 ]

本ワークショップでは,分子科学分野でご活躍の研究者による最新の研究に関する講演と実際にNTChemを利用している研究者の研究実例紹介を通じ,交流の場を提供することを目的としています.NTChemは量子化学計算法に基づいた国産分子科学計算ソフトウェアです.京コンピュータや分子科学研究所・FOCUSの大型計算機で公開されており,一般利用が可能です.又, 既存の量子化学ソフトウェアの持つ多くの機能に加え,他のプログラムには無い量子化学計算法が実装されています.少数原子分子のみならず,大型分子を対象とした化学反応計算や様々な電子状態解析が可能であり, 京コンピュータ等の超並列計算機の能力を引き出すための工夫が施されています.最近では,光エネルギー変換の分子科学研究に向けた整備が進められています.本ワークショップでは,研究情報交換を目的としたNTChem利用支援会を予定しています.興味をお持ちの方は気軽にご参加ください.

[ 日時と会場, 及び詳細 ](Details)

日時: 2018年3月19日(月)(ワークショップ)13:00-18:10 ,(利用相談会)18:15-20:00 
( Day and time: March19(Mon.)2018, (workshop)13:00-18:10 (banquet)18:15-20:00 )

場所: フクラシア東京ステーション (東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル 6階 会議室B)
( Place: FUKURACIA TOKYO station 6F room B )

参加費: ワークショップ: 無料, 利用相談会: ¥2,000(飲食代:予定)

事前申込締切: 2018年3月16日(金)(会場での当日参加申込みも可能です)

[ 参加登録 ]

以下のテンプレートに追記頂き, ntchemworkshop@gmail.com まで
『第8回NTChemワークショップ参加登録』のタイトルを付け,メールして下さい.
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(第8回NTChemワークショップ参加登録)
(1) 名前:
(2) 所属:
(3) 職位:
(4) NTChem利用相談会,兼,懇談会に(参加する/しない)
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[ 問い合わせ先 ](Contant)

ntchemworkshop@gmail.com

[ プログラム ](Program)

13:00-13:05 開会挨拶 中嶋 隆人(理化学研究所) ( Opening address : Takahito Nakajima (RIKEN) )

13:05-13:30 山本 典史(千葉工業大学): Norifumi Yamamoto (Chiba Inst. of Tech.)
      『 シアノスチルベン誘導体の凝集誘起発光についての理論的研究 』
       ( Theoretical Study on the Aggregation-Induced Emission of a Cyanostilbene Derivative )

13:30-13:55 松井 正冬(京都大学): Masafuyu Matsui (Kyoto Univ.)
      『 分子軌道論とバンド理論のハイブリッド手法の開発:自動車触媒の理論設計に向けて 』
      ( Toward theoretical design of automobile catalyst:
        Development of hybrid method combining molecular orbital and band structure calculations )

13:55-14:15 William Dawson(理化学研究所): (RIKEN): NTChem lecturer
      『 Enabling Massively Parallel Linear Scaling Calculations in NTChem 』

14:15-14:35 コーヒーブレイク

14:35-15:00 志賀 基之(日本原子力研究開発機構): Motoyuki Shiga (JAEA)
      『 並列分子動力学プログラム PIMD の開発と応用 』
      ( Development and Applications of parallel molecular dynamics code PIMD )

15:00-15:25 城野 亮太(東京大学): Ryota Jyono (Univ.of Tokyo)
      『 有機系太陽電池における素過程解明と計算化学の現状 』
      ( Elucidation of fundamental processes in organic-based solar cells
        and current state of computational chemistry )

15:25-15:45 米原 丈博(理化学研究所): Takehiro Yonehara (RIKEN): NTChem lecturer
      『 分子集合系における光化学反応電子動力学を解明する為の量子動力学法の構築:
       RTChem ( Real Time Chemistry ) への実装 』

      ( A quantum dynamics method for excited electrons in molecular aggregate system )

15:45-16:05 コーヒーブレイク

16:05-16:30 村岡 梓(日本女子大学): Azusa Muraoka (Japan Women's University)
      『 有機薄膜太陽電池の界面電荷移動型励起子における変換効率向上にむけての起因子の探索 』
      ( Charge transfer mechanism in excitons at donor/acceptor interfaces
       in quest of descriptors of organic solar cell performance )    

16:30-16:55 藤田 貴敏(分子科学研究所): Takatoshi Fujita (IMS)
      『 フラグメント分子軌道法の開発と有機光電子材料への応用 』
      ( Developments and Applications of Fragment Molecular Orbital Method
       for Organic Optoelectronic Materials )

16:55-17:20 山下 雄史(東京大学): Takefumi Yamashita (Univ. of Tokyo)
      『 分子動力学シミュレーションによる材料高分子の研究: 熱硬化性樹脂の高精度モデリング』
      ( A molecular dynamics study on material polymers:
       high accuracy modeling of thermosetting resin )

17:20-17:40 川島 雪生(理化学研究所): Yukio Kawashima (RIKEN): NTChem lecturer
      『 NTChemを用いたab initio分子動力学シミュレーション 』
      ( Ab initio molecular dynamics simulation employing NTChem )

17:40-18:05 NTChem利用に関しての意見交換会 ( Opinion exchange meeting about NTChem )

18:05-18:10 閉会挨拶 中嶋 隆人(理化学研究所) ( Closing address : Takahito Nakajima (RIKEN) )

18:10-18:15 休憩 (Short break)

18:15-20:00 NTChem利用相談会 + 懇談会(同会場) ( Banquet including consulting meeting )

 

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